10年続いた帯状疱疹後神経痛緩解の例

2024年10月10日 15:34
カテゴリ: 鍼灸治療症例

初診時81歳 女性

左腕に帯状疱疹後に激痛が残っていた。
痛みは赤く熱したネジを刺されているような激痛。
痛み止めを飲んでも点滴しても効かずストレスで体重が減っていた。

帯状疱疹ワクチンを射ったら前腕部の痛みが取れ、上腕のみ痛むようになった。

体質
汗かきで夏はシャツが濡れるほど汗をかく
のんびりできない 動いてないと落ち着かない
耳鳴 左耳高音 右耳低音 夜静かになると特にひどい
考え事が多く眠れない


まずは痛みを取らなければなりません。
激しい痛みは邪熱が閉じこもっているものが多いのでそれを追い出す鍼をします。
初回で痛みが少なくなり、週一回、10回前後で持続していた痛みが取れて楽になった。

まだ、動きすぎて疲れたり、寒くなると痛みが出る。痛み止めは効くようになった。
こうなると次の段階、本来の体質を強くするようにもっていく。
汗かき、耳鳴、眠れないを改善していかなければならない。

東洋医学的の脾胃、腎を中心に治療して肝、心を状況に合わせて治療。
一年後 痛みほとんどなくなり、かなり疲れたとき、寒すぎのときは少し出るが、痛み止め、鍼灸ですぐに落ち着くようになっています。

汗かき、耳鳴もありますが少なくなっています。

続けているとまだ楽になっていくと思うので、週一の治療を続けています。


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